我妻和樹(あがつま・かずき)
先日紹介したこの本の中で、角田由紀子弁護士がポルノを「性的に露骨で、かつ、女性を従属的・差別的・見世物的に描き、現に女性に被害を与えている表現物」と定義の一例を示している。ここでいう「被害」は、「女性とはこういうふうに見て、扱って良いもの」という空気が醸し出す脅威も含まれる。
我妻和樹(あがつま・かずき)
この機会に『森美術館問題と性暴力表現』(2013)を再読。そもそも歴史上男性美術作家の表現に女性蔑視が内包され、芸術の名の元に男性のまなざしが特権化され、性暴力表現が正当化され、そこに違和感を持つ人(とくに女性)の声が「芸術に理解がない」と抑圧・不可視化されてきた前提があっての件。